A4サイズの非常用圧縮毛布を机の引き出しへ

足立織物は東日本大震災後、繊維製品の製造開発で培った技術を生かし備蓄製品「非常用圧縮毛布」を販売。同商品は1枚の毛布を折りたたみプレス機による加工を行い、表面をフラットにA4サイズへ成形しながら真空圧縮を行うことで、机の引き出しや書棚へとコンパクトなサイズにすることが可能。同商品は表面積がA4サイズ程度になるよう1枚ずつ手作業で折りたたみ、その後真空袋へ入れていく工程。これまで自治体へは150か所以上、企業・学校・団体へは1500か所以上導入している。10枚まとめての備蓄に最適なBOXタイプも展開しており、箱寸法31×43.5×22.5cmとコンパクトな商品を提案している。

ニューマイヤー毛布によりふかふか起毛と保温性を

「非常用圧縮毛布　EB-201BOX」はやさしい肌ざわりのふかふか起毛と保温性能が高いためニューマイヤー毛布を採用している。また色合いは暖かさを感じるようオレンジを採用することで防寒対策を視覚から感じられるだけでなく、緊急用の担架・目立つオレンジの救助サインとしての使用も想定。同商品の毛布寸法は200×120cm、重さ約930g、素材ポリエステル100％、色はオレンジ、化粧箱寸法は30×22×5.2cm。ニューマイヤー毛布以外にフリース、綿タイプも扱っている。

省スペース型リパック加工で備蓄スペースをコンパクト

真空パック毛布のメーカー保証は10年としている。10年以降はパック内に空気が浸透する可能性があり、カビが生えるケースや毛布がべたべたするなど衛生的な保管の保証ができない。そのため、真空パック毛布は10年ごとにリパックや買い替えの提案。当社では、一度使用した備蓄毛布や保管期限の切れた毛布の再利用可能か確認を行い、水洗い洗浄後、コンパクトにリパックを行う。その際、従来1枚の毛布を8折りにした状態で加工していたところ、32折りしたことで、例えば従来品では毛布1000枚分で約13.6㎥だった備蓄スペースを約47％分削減することが可能にし、空いたスペースは他の備蓄品スペースに充てることを可能とした。